歯周病
歯周病とは
歯を支える骨がとけてなくなっていく病気です。
言い方を変えると・・・
歯の地盤である歯ぐきが壊されていく病気です。
歯を抜く原因の約40%が歯周病です。
こんな病態には要注意!
- 歯磨きをしたら、歯ブラシに血がつく
- 以前より食べ物が詰まりやすくなった
歯周病の特徴
- 目立った症状の無いまま進行していく
- 鏡でみても歯周病が進行しているのかどうかよくわからない
- 治療をして元の状態(10代の状態)にもどせない
歯医者から見て、歯周病の嫌なところ
- 歯周病で悪くなった人の治療をする際、一度に多くの歯を抜歯することが多い。(むし歯の場合は1本1本)
- 地盤が弱っているので、他の歯も同時期に悪くなりやすい。
歯周病治療は期間がかかる
歯周病治療は期間がかかります。中程度の歯周炎で多くの場合、10年以上かけてゆっくりと進行している場合が多く、治療したらすぐよくなるものではありません。少しずつ治療をして、歯ぐきの反応を見つつ進めていきます。(これが、現在世界で主流の治療方法です。)中程度の歯周炎の方で、3~6ヶ月程度の治療期間が必要です。
歯周病治療で重要なのは・・・
一番いいのは歯周病にならないことですが、なってしまった人は歯周病の治療を行った後、メインテナンスで歯周病を再発させないことが大切になります。
それでもなってしまったら・・・
治療してこれ以上進行させないために治療を受けることです。治療でも予防でも、レントゲン検査とポケット検査をして細かく自分の状態を把握することが大切です。